政治はPublic Relationsだ!

言葉は世界を動かす!!

・・・のかもしれません。

今回の学びはこれです。

・空気があっても、言うべきことは誠実に言う

・全てがコミュニケーションツールになると心得よ

・言葉を研げ! 思考や議論はぴったりした言葉で活性化する。

・炎上は一言から発生する。コミュニケーションは受け手が決めることを忘れない

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藤沢烈さんのルポルタージュ「人生100年時代の国家戦略 小泉小委員会の500日」のレビューです。

PRと関係があるのかしら?と思いながら読んだのですが、
読めば読むほど政治はPRだ!と思いました。

というかPRはコミュニケーションを作ることで
PRができる人はどんな仕事もできると思いました。

これはアンバサダーの人が言っている
「次世代広報」ってやつのあり方なんだろうかと思います。

概要

実質小泉進次郎さんが座長となった「2020以降の経済財政構想小委員会」で
どんなことがあったか、発言も含めた中身が読める本です。

熱かったポイント1 自民党の会議、案外胸熱だった

そもそも、この小委員会が作られることになった経緯が熱い。

「高齢者全員に3万円配る」という政策案に対して
「このあいだ子育て施策は財源がないって言ってたのに4000億円使うんかい!」とツッコミ。

その意見に若手だけでなくベテランも心意気を感じ賛成した
結果法案は通す事となったが、そもそも論を考える場を若手に与えることとなったのが経緯です。

政府案の政策なので反対しても無駄かも・・みたいな空気はあったはずなので、

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そこでちゃんと言うべきことをいい、それがちゃんと受け止められたというストーリーって
なんだか胸熱だなと思いませんか?

熱かったポイント2

この小委員会が作られた時、前例や政策論からではなく
講師から話を聞くところからスタートしてます。

この時最初に呼んだのがAIの専門家!

Ai pet family

「本当にそもそも論からやる」というメッセージがこんなところで示せるということですね。

これは広報においても重要だと思います。
オフィスを含めて広報ツールだということはよく言われます。

勉強会の講師、配る飲み物一つとっても、
メッセージを発しコミュンケーションツールとすることができるってことですよね。

熱かったポイント3

この小委員会、高木新平さんがコミュニケーションアドバイザーをやっています。

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自分の大学院でもゲスト講師でいらっしゃって
めっちゃためになるお話を伺いました。

この高木さんの能力がすごいです。

小委員会としての最初のメッセージ発信において
「日本という国の第2創業」や「多様なあり方ができる国」というような議論が進む中、
高木さんがA42枚でまとめました。

そのフレーズ、じゃん

「レールからの開放」

わー、なんかめっちゃ見えた。っと自分だけじゃなく皆さんも思ったということです。

昭和から続くレール、
乗らなきゃ危ないと思ってたレール、
でもだんだんそう生きないと行けないになって息苦しかったレール、

この一言でクリアになります。
逆にこれまで議論してきたことがはっきり見えすぎて、反対意見も出たぐらいです。

やるべきこと、話すべきことには必ず本質に「とても近い」言葉があって
それをちゃんと見つけると、まず思考自体が整理されるし、
コミュニケーションもうまくいくという
言語の教科書のようなエピソードでした。

高木さんかっこよすぎです。

言葉は最後の最後までちゃんと練らないといけないですね。

熱かったポイントその4 一言で炎上注意

この小委員会の提言で「勤労者皆社会保険制度」ってのがあります。

ざっくりいうと非正規雇用の人間も社会保険に入れるようにする制度で、
合わせて企業が解雇するハードルを下げ、代わりに再就職のまでに費用負担をする制度があります。

この制度最初は「雇用の縮小」というフレーズが入ってました。

マスコミに出す前の段でまず「雇用の縮小というフレーズ、独り歩きしないか?」という意見が出ます。

みんなで議論する中で、やっぱり危ないという意見があつまり、
「企業はもっと自由に労働者を選べる
労働者はもっと自由に企業を選べる
そのために、企業が再就職の費用を負担する仕組みをつくる」
という言葉に落ち着きました。

これも広報のリスクマネジメントですね。

様々な主体の視点で、つまり様々な文化からどう見られるのかを考えるということで、
「コミュニケーションは受け手が決める」をちゃんと実践したパターンです。

ほんと言葉一つで社内でも通らなかったり、炎上したりします。
広報として危ない言葉がないかは、必ず見直さないといけないですね。

まとめ

・空気があっても、言うべきことは誠実に言う

・全てがコミュニケーションツールになると心得よ

・言葉を研げ! 思考や議論はぴったりした言葉で活性化する。

・炎上は一言から発生する。コミュニケーションは受け手が決めることを忘れない

ほんと意外なほど広報につながる本でした。

より詳細を知りたい方は以下からどうぞ。

ではまたね!

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